



IF それは「インテグレーテッド・フォールディング」の頭文字を取って名付 けられ ました。
ストライダのデザイナーとして知られる、イギリス人デザイ ナー「マークサンダー ス」により考案されたこの全く新しい折畳み機構は、当 初大手自転車メーカーに持ち 込まれましたが、数年の時を掛けてもなお、実現 不可能と云われ、最終的にPacific 社に持ち込まれ、IF MODEとして量産化され ました。 そのコンセプトは、アーバントランスポーター。 僅か3秒で折畳める だけでなく、折畳後の完璧なまでの収まりの良さ、転がし移動のし易さを最優 先に開発されています。
IF MODEの実績を元に、走行性能も可能な限りブラッ シュアップした商品がIF moveで す。
BirdyとBROMPTONを初めて見た時に、その折りたたみ方の斬新さに衝撃を受けたのですが、 それ以降は、どれも想像できる範囲の折りたたみ方であったり、折りたたみ方式が斬新でも、 肝心な自転車として使い物にならない。と言うような物ばかりの為、それが折りたたみ自転車の限界かと思っていたのですが...。
普通はフレーム中央の切れ目で折りたたむと、(A)のようになります。 ハンドルが前を向いたまま畳んだとしても(B)のようになるのですが、 IFmoveはシートステーと前フォークが一直線で、しかも前後の車輪が全く同じ位置の(C)の形となります。
ここまでだけでも「何をどうやったら?」と言う所なのですが、しかも、これが1ストロークで完了してしまうと言う所が衝撃的です。 相当なトライ&エラーを繰り返して作られたんだろうと、簡単に想像がつきます。
(C)の状態でサドルを下げればコロコロ転がして持ち運べる状態になるのですが、その形にするまでたったの3秒ですから、 かなりの面倒臭がり屋さんでも、面倒臭くなって折りたたまなくなってしまうと言う事は無いはずです。
完全に畳んだ時の折りたたみ時の寸法は 97cm(H) x 50cm(W) x 27cm(D)になります。
ブレーキはAVIDのBB5ディスクブレーキを装着。カッコいいだけではありません。軽いタッチで抜群の制動力を発揮します。 雨の日の走行も安心ですし、Vブレーキのように、雨天走行後にホイールがブレーキの削りかすで汚くなってしまう事もありません。 本当に手のかからない子です。